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「町田くんの世界」(2019年)町田くんは何を手に入れたか?

「町田くんの世界」を観てきました!

ファーストインプレッションを書きたいと思います。

原作は作者:安藤ゆきの完結済みの漫画

「町田くんの世界」の原作は安藤ゆきの人気漫画で全7巻完結済みです。

私は漫画を読んでいないのですが、あらすじを見る限りでは、漫画と映画の内容は異なるようです。

主人公である町田一の
「人たらしな人」
「行動や気持ちだけで人の心を動かすようなキャラクター」

をフィーチャーした別ストーリーだと思われます(曖昧ですみません)

監督は石井裕也。町田一役の細田佳央太と猪原さん役を関水渚というダブル主演ということになっています。

この2人はオーディションで大抜擢された新人とのことで、そちらにも注目です。新人時代の初々しい姿を見ておくと、将来の活躍が楽しみになり、それもまた映画を見る楽しみになります。

それではこれから映画のネタバレを含みますので、ご承知おきください!

町田くんは親切だが不誠実だった

「町田くんの世界」は私がまとめると、

誰のことも大切で、みんなに親切な町田くんが、猪原さんへの恋心を通じて自分に責任を持つことができてくる成長物語

です。

モテたければ親切であれ

これは絶対条件です。

モテたければ誠実であれ

これは絶対条件ではありません

親切にするのは町田くん次第ですが、誠実さを感じるのは相手次第だからです。

町田くんと猪原さんの間には、この誠実性の問題を抱えていました。

それは、見てわかりやすい不誠実な男子生徒の氷室雄 (岩田剛典)と、見てわかりやすい真っ直ぐな女子生徒の高嶋さくら(高畑充希)の恋愛を通じて、明示されています。

不誠実な町田くんでも好かれます。短期的にはモテ続けるでしょう。

今は思春期でモテているという感覚をもっていませんが、それを会得したあとは、最悪な男になり得ます。

相手の懐に土足で踏み込んでおいて「どうして親切にしてはいけないの?」という人になってしまうのです。

そういう大人にならないためにも、町田くんは相手のことを理解しなければいけません。

その入り口が、今回の恋愛なのです。

猪原さんに出会うまでは、時間とともに不誠実な町田くんに傷つくのは相手の責任であり、町田くんにはそんなこと知ったことではありませんでした。

しかし町田くんが傷つけなくない人、猪原さんが現れたことが、町田くんを変えるのです。

猪原さんの恋心が町田くんの世界を変える

もう一人の主人公である猪原さんは、あるきっかけで町田くんを好きになります。

そして町田くんを通じて他の女子と友達になります。

その過程で、猪原さんは自分の境遇を受け止めていきます。

自分の世界を変えてくれる、それもより良いものに変えてくれる町田くんに恋をしないはずがありません。

なので不誠実な町田くんに人一倍傷つきます。

でも世界が変わった事実は変わらず、いい意味で成長して、町田くんを忘れようとします。

猪原さんの妄想が爆発するなかで、町田くんは自分の不誠実さに気づきます。

その理由は、猪原さんへの恋心を認めたからです。

同時に、猪原さんの恋心を知ります。相手の感情がわかるようになるのです。

町田くんが気づいてこれなかった、これまでの猪原さんの態度の理由を、自分の恋心により知るのです。

そして不誠実だったこれまでの自分に気づき、後悔をして、町田くんの世界は変わります。

この世界に彼女以上に大切な人はいない、と。

これから町田くんは、世界は不平等に溢れていることを知るでしょう。

小説家になりたいパパラッチ記者の吉高洋平(池松壮亮)は「悪意に満ちた世界」に現れた奇跡の「いい人」として町田くんに出会いました。

誠実さを身につけつつある町田くんは、これから色んな人が味方になってくれると思うので、世界の悪意に負けず生き抜いて欲しいと思います!

新人俳優もおもしろい。応援したい!

町田一役の細田佳央太も猪原さん役の関水渚も、常に動いていて楽かったです。

どこまで演技なのか分からないですが、高校生の雰囲気がばっちりでした。

逆に明らかに高校生より年齢が上の人たちは、そうとしか見えないので、どうしても浮いてしまいますね。

私は高校生は高校生に見える役者が演じるべきだと思うのですが、興行的には難しいのでしょう。

とにもかくにも、疾走感が気持ちいい青春映画でした!

主演の2人共々、作品が盛り上がるように応援したいです!

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